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Meal health
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2020.1.30

食事法の本質

身体に不調を感じている方や、癌の患者さんなど、多くの方々が、健康を取り戻すべく食事の改善に熱心に取り組まれます。
そして氾濫する情報の中で迷走してしまうことも少なくありません。

弊社きせんワールドは、創業以来30年以上、「健康」をテーマに様々な角度から考察を重ねてきました。
その中でも「食事」に関しては、大変多くの情報の中を模索してきました。
そして活動の中で、特定の食事法に偏ることで、逆に状況の悪化を招くパターンに数多く直面することになりました。
もちろん、どんな食事法でも、メリットとデメリットの両方が存在しますが、その人に合うか合わないかを特定するのも非常に困難です。

きせんワールドでの最終的な食に関しての結論は。

食べたいときに
食べたいものを
腹八分

人体の栄養過不足シグナルが味覚センサーに大きく依存していることの信頼性。
そして食に対する「感謝」と「幸福感」を最優先に考えた結果の食事法です。
「幸福感」は別記事で紹介した「ヘルスファクター」としても大変重要です。
もちろん添加物農薬などの「毒素」(シックファクタ―)を体に入れないことは重要ですが、「幸福感」はそれよりも遥かに重要です。
シンプルで当たり前のようなことですが、「食の本質」ではないでしょうか。

シックファクター  <  ヘルスファクター

以下、「腹八分」の重要性の研究発表の記事も参考までに。

サーチュイン遺伝子

マサチューセッツ工科大 レオナルド・ガレンテ教授の研究です。
(週刊現代より抜粋)

「サーチュイン」と呼ばれる特定の遺伝子を活性化させれば、人間の寿命は10年延びることがわかってきました。
いまサーチュインと名付けられたDNAが大きな話題となっています。
サーチュイン遺伝子は、老化の原因といわれる活性酸素の発生を抑制し、免疫細胞の暴走を食い止める機能を持ちます。
その結果、老化の進行を遅らせることができ、寿命を延ばすことにつながるという。サーチュインのスイッチをONにするために有効なのが「カロリー制限」。
根拠として紹介されたのは、アメリカ・ウィスコンシン大で20年以上にわたり実施されている、アカゲザルの実験です。
アカゲザルを2群に分け、一方のグループに与える食事量だけ通常より30%減らし、互いの比較データを取り続けました。

アカゲザルたちは人間で言えば70歳を超える高齢。
一般的なカロリー量を与えられたグループは、その半数が死んでしまいましたが、カロリーを制限されたグループは、なんと8割以上がまだ生きています。
カロリー制限というのは、ありとあらゆる生物に保存されているメカニズムです。
昔は飢饉状態が必ず来ます。
サーチュインは、その時に生き残るために、エネルギーの使いすぎを抑え、そのストレスに反応して活性化。
エネルギー摂取量が過剰になった時と、逆に制限した場合では、体内では異なる反応が起こります。
現代の日本人の摂取カロリーは、男性で1日2100~2200kcalといわれ、その7割の1500kcal程度の摂取量を想定すると、腹七分程度でやめ、甘いものや油っこい物は当然我慢が必要です。
しかもサーチュインの活性化には食事量を継続して制限することが必要で、一度満足に食べてしまうと、すぐにOFFの状態に戻ってしまいます。
「腹八分目」と「適度な運動」を続けることが効果的です。
長寿国・日本の原点である「腹八分目」の教えを、もう一度想起してみてはいかがでしょうか。

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