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2019.12.24

癌の再発防止と西洋医療の問題点

近年、世界的な健康志向の高まりとともに、「民間療法」や「自然療法」といったワードも頻繁に目にするようになりました。
芸能タレントさんやアスリートの方など、闘病や体調管理に余念なく取り組んでおられる方々のネット上での発信なども物議を醸しています。
そういった中で、民間療法にあまり良くない印象や、不信感を持っている方も少なくないと思います。
そこで、民間療法や自然療法に疑念や不信感を抱く場合に、まず知るべきことは、現存する医薬品の25%は植物由来であり、製薬化が実現する前は植物であり、例えばそれを煎じて飲むといったことがその土地の「伝統医療」であったということ。
そして現在、日本で保険適用されている「漢方」は、紛れもなく伝統医療であり、元は民間療法であるということです。
また、例えば癌・難病・生活習慣病などの慢性疾患の場合、近代西洋医学だけで治療するには、限界があることを医師会も厚生労働省も認識しています。
そのようななかで、より近代西洋医学の邪魔をせず、補完的に自然療法の存在意義を発揮できる場所。

それが「再発予防」です。

癌を経験された方の多くはよくお分かりかと思いますが、癌が見つかり手術をした場合、癌細胞すべてを取り切れていない可能性を危惧して抗がん剤を投与されるケースがかなり多くあります。
抗がん剤は、皆さんがご存じの通り、強烈な副作用を生じる劇薬でもあり、一種の毒物です。分子標的薬もやはり同様であり、劇的に免疫が弱まります。
250人の医師に「自身が癌になった場合に化学療法をするか?」という問いに99%が「いいえ」と答えたというアンケート結果があるのもそのためです。
つまり、体にあるかないかが不確かな癌細胞に対して、抗がん剤を処方するというのは、治療どころか、副作用による癌再発の原因となりかねないリスクがあるということを理解する必要があります。
さらに、こういった場合に医師も強くは抗がん剤を勧めないケースが多く、最終的な決定権が患者に委ねられる場合もあり、迷われてしまう方も非常に多くいます。
また、もともと癌が確認できていないところからスタートなので、いつまで抗がん剤をやればよいかという不安が患者についてまわります。
これが癌治療(手術)後の、非常に大きな問題であることは多くの医療従事者も認識していることと思います。

まさにそんなとき自然療法が大きく力を発揮します。
例えば、薬学研究により副作用を伴わない抗癌成分が、学術的にも確認され、公的にも認められている植物(食品)は存在します。
そういったものを、癌治療(手術)後に適切な量を長期的に摂取することで、QOLを落とさずに再発予防に取り組むことは可能です。
抗がん剤を使った再発防止という高リスクを負わずにできる再発予防は「患者主体の最適化された治療」であると言えます。
そういった食品の機能や作用は、度重なる学術研究の結果に依存します。
安全性はマウス等での臨床検査はもちろんのこと、過去に伝統医療として摂取されてきた歴史や文化的背景に最も依存します。

ここで抗がん作用が認められているのに、なぜ製薬化されないのか、という疑問が出てくるのですが、それには以下の5つの理由があります。


  • 大量生産の仕組みが確立していることが大前提
  • 研究所で作り出された化合物のうち、 医薬として世に出るのは約2万分の1
  • 1つの医薬が世に出るまでには、約15年の歳月を要する
  • 数百億円の費用が必要
  • 新規構造の低分子医薬は世界中でわずか年間20種程度しか認可されない

医師会ホームページや厚生労働省ホームページでも述べられている通り、現時点での西洋医療の明確な問題点、つまり医療機関がすべての病において必ずしも最適な手段を持ち合わせているわけではないということを理解し、欧米諸国と同様の認識に近づけていくことは、日本全体で取り組んでいくべき問題であると考えて差し支えないという結論に至っています。

また術後、特に抗がん剤の必要がないと診断を受けた場合は、そこで病院での治療は終了します。
しかしながら、一度がんを経験した方は再発の恐怖心を抱えたまま日々を過ごすことになります。
そういった場合も、信用に値するエビデンスを自身で選別し「信じられる手段で予防に取り組んでいる」という実感を得ることも精神衛生上において非常に重要です。

自然療法は、適切なものを、適切なタイミングで、適切な量を使うことで西洋医療で埋められない「心身への処置」を施せる有効な手段ではないでしょうか。

まとめ

  • 民間療法や自然療法に否定的な意見がある。
  • 自然療法は伝統医療であり、医薬品の元の姿でもある。
  • 抗がん剤は強い副作用により、癌再発の原因になりうる。
  • 癌再発防止としての抗がん剤は最適な手段ではない。
  • 99%の医師が抗がん剤に対して疑問を抱いている
  • 術後に再発の不安を抱えている。
  • 西洋医学の欠点があることを理解する必要がある。
  • 製薬化されていない学術的に抗がん作用が認められている植物がある。
  • 製薬化の認可基準が極端に高い。
  • 急を要さない場合は、安全性の高い自然療法は有効である。
  • 精神衛生上においても自然療法は非常に有効である。
  • 自身で信用に値するエビデンスを有するものを選別する。
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