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2020.2.5
牛乳は危険?!
今や日本人にとって最も身近な食品の一つでもある牛乳。
毎日好んで飲んでいる方も少なくないと思いますが、以前から健康業界では「牛乳を飲むことの人体へのリスクが、想定よりも大きいのではないか」ということが先進国を中心に頻繁に議論されています。特に昨今、世界的な健康志向の高まりから、一般の消費者にそういった情報が急激に拡がり始めています。人にとって大切な栄養源として活躍してきた牛乳ですが、その議論の内容を知ったうえで、各々選択していければよいのではないでしょうか。
最初に各国の牛乳離れ事情から…。
牛乳離れ
スイス人の牛乳離れ
2017年に牛乳消費量が過去最低の水準を記録し、苦戦を強いられているスイス酪農業界。牛乳を飲まなくなった要因として、近年増加するベジタリアン、糖質を制限する食生活、現在の牛乳の生産方法に批判的な考えを持つ人が増えたことが影響。
アメリカ人の牛乳離れ
1975年~2017年で、牛乳の消費量が40%も落ち込んでいる。米国農務省によると、2018年には2700軒以上もの酪農場が閉鎖に追い込まれている。健康志向の高まりから、牛乳にとって代わり、植物性ミルクの売り上げが増加傾向にある。
日本人の牛乳離れ
農畜産業振興機構の調査によると、日本の牛乳消費量は1996年の505万㎘をピークに減少傾向が続いていて、2013年には350万㎘まで落ち込んでいる。
牛乳の害として議論されている項目
- 日本人は牛乳を飲んできた歴史が浅いため、多くは牛乳の分解酵素(ラクターゼ)を持たない。それによりアレルギー、難病、脳血管障害など、あらゆる病気全般の原因となる可能性があることが民間で議論されている。
- 成長ホルモン過多により早熟、早老、婦人系の癌の原因となるとの見解。
- 飼育時の投与されるホルモン剤や抗生物質の残留による人体への影響。
- 乳牛の飼料(遺伝子組み換え作物)への懸念。
各国の大学や研究機関での見解
- 乳製品の摂取量が多いほど骨折率が高い。
(ハーバード大学) - 骨粗しょう症が多い国はアメリカ、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー。
(イエール大学) - 乳製品をほとんど摂らない100歳以上の老人は股関節の骨折率が非常に低い。
(沖縄大学共同研究) - 母乳の6倍のリンが含まれるためカルシウムを体外へ排泄してしまう。
(島田彰夫教授) - 多発性硬化症の原因の可能性。
(フランク・オスキー博士) - 乳牛飼育に使用する抗生物質、ホルモン剤、遺伝子組換飼料の毒性による発がん。
(ジェイン・プラント博士) - 結腸がん、前立腺がん、乳がんの原因となる。
(エプスタイン博士)
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