2020.7.2
大麻草の歴史
2020年「グリーンラッシュ」と呼ばれる世界的な大麻解禁の動きが始まりました。
日本も例外ではなくCBD市場は勢いを増して右肩上がり。
南米アマゾンの薬効植物「タヒボ」を長年取り扱っている弊社にとっても、大麻草はとても興味深い植物です。
大麻は身近な一植物としては、非常にイメージに偏りのある物のひとつですが、その「イメージ」には、どうも政治的事情が一枚噛んでいるようです。
今回は、ざっくりと「大麻草の年表」を作ってみました。
大麻草の年表
【4800年前~】
中国やインドで薬として使い始める。
アジア全土 ➡ 中東 ➡ ヨーロッパ ➡ アメリカへと拡がる。
【1800年代】
欧米では製薬会社が大麻草による製剤を開始。
鎮静薬・鎮痛薬として薬局や医師が常備するようになる。
【1900年代】(空白の80年)
禁酒法廃止に伴う政治的理由(取締局の雇用維持や予算保持のため)で禁酒法にとって代わる「大麻非合法化キャンペーン」を開始。
新聞社を通じて、犯罪や薬物と結び付けた報道に注力する。
⇒非合法化とイメージダウンに成功。
【1990年代】
大麻の研究が劇的に進み
アメリカ全土で医療使用が解禁され始める。
⇒33州に拡大。
【2016年~】
大麻の主要成分CBDの有効性と安全性の研究が活発化。
【2019年~】
アメリカ11州・ワシントンDCで嗜好大麻が合法化。
世界中に合法化の流れが始まる。
【2020年】
『グリーンラッシュ』始動。
いかがでしょうか?
1900年代の『空白の80年』は、なかなか注目すべきポイントですね。
古来から我々人類に密接に関わってきた大麻草。
大麻のイメージが良くないのは、少なくとも大麻の歴史4800年のうちの80年間に過ぎないという事を知ったうえで、その是非を判断するのもまた良いかもしれません。