2020.1.27
健康経営の広がり
多くの方が、働くうえで、目標達成や成長、働く意味や、やりがいなど、様々なことを日々考えながら過ごしていると思います。しかしながら、体調不良や病気が生じると、それどころではなくなってしまいます。
今まで企業側は、従業員の健康管理までは着手してきませんでしたが、昨今では行政(経済産業省)も「健康経営」という言葉を打ち出すことで、「生産性向上」や「企業イメージアップ」を提案し、同時に「医療費の削減」の実現に向けて活発に動き出しました。世界的な健康志向の高まりも追い風になっているようです。
健康は「個人の問題」という認識から、「組織の問題」へと変わりました。
この取り組みは、「精神の健康」のサポートも含まれていますので、労働環境の改善や社内での人間関係の向上にも大きく影響すると考えられます。
健康であることの市場価値が急速に高まる今、個々での30代からの健康管理は今後必須となってきます。
慢性的に体調不良が続き、働くことに支障を感じている場合は、日頃の食生活はもちろんですが、健康食品で回復を補助してあげることの重要性にも着目してみてはいかがでしょうか。
以下は平成29年3月 経済産業省 ヘルスケア産業課「健康経営の推進について」からの抜粋です。
「健康経営・健康投資」とは
- 健康経営とは、従業員の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、 健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること。
- 健康投資とは、健康経営の考え方に基づいた具体的な取組。
- 企業が経営理念に基づき、従業員の健康保持・増進に取り組むことは、従業員の活力向上や生産性の向上 等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や組織としての価値向上へ繋がることが期待される。
企業理念(長期的なビジョンに基づいた経営)
- 人的資本に対する投資 (従業員への健康投資)
- 従業員の健康増進・従業員の活力向上
- 組織の活性化・生産性の向上
- 優秀な人材の獲得 人材の定着率の向上
- 業績向上 企業価値向上
社会への効果(副産物)
1.国民のQOL(生活の質)の向上
2.ヘルスケア産業の創出
3.あるべき国民医療費の実現
「健康経営の企業価値」への寄与
- 心身の不調は生産性を低下させることが明らかになっている。
- 健康経営に対する投資1ドルに対して、3ドル分の投資リターンがあったとされている。
- 健康経営は従業員の生産性向上やコスト削減、企業のイメージアップ等に繋がっていることが示唆される。
健康経営評価項目
①健康宣言の社内外への発信及び経営者自身の健診受診
②健康づくり担当者の設置
③定期健診受診率
④受診勧奨の取り組み
⑤ストレスチェックの実施 対策の検討
⑥健康増進・過重労働防止に向けた具体的目標(計画)
⑦管理職又は一般社員に対する教育機会の設定
⑧適切な働き方実現に向けた取り組み
⑨コミュニケ-ションの促進に向けた取り組み
⑩従業員の心と身体の健康づくりに向けた具体的対策
⑪保健指導の実施又は特定保健指導実施機会の提供
⑫食生活の改善に向けた取り組み
⑬運動機会の増進に向けた取り組み
⑭受動喫煙対策
⑮従業員の感染症予防に向けた取り組み
⑯長時間労働者への対応に関する取り組み
⑰不調者への対応に関する取り組み
⑱40歳以上の従業員の健診データの提供
⑲従業員の健康管理に関連する法令について重大な違反をしていないこと