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2019.12.16

ヒト幹細胞培養液化粧品の選び方

近年「ヒト幹細胞培養液」が大変に注目されており、弊社でも2019年より新規事業として「ヒト幹細胞培養液化粧品」を開発・販売しており、質問を寄せられることが度々あります。
なかでも化粧品の培養液の「含有量」を気にされる方が、かなり多くいらっしゃるようです。
幹細胞培養液の作用というのは、再生医療の分野で作用は確かに立証されており、より多く含有しているものを使いたいと考えるのは当然のことです。しかしながらここには抑えるべき重要なポイントがありますので、今回はヒト幹細胞培養液化粧品の選び方についてご紹介します。

抑えるべきは以下の3点。


1.完全に100%ヒト由来か
2.作用を確認できる「培養度」に達しているか
3.エクソソームが濾過されていないか


1.完全に100%ヒト由来か

人が使用する幹細胞培養液は、やはりヒト由来であることが、効果においても安全性においても重要です。
ヒト幹細胞培養液以外にも、安価な羊や豚の幹細胞を使用した培養液を混ぜて使用されている場合や、培養液自体は100%人由来であったとしても、培地に動物の血清を使用しているものも数多く出回っています。またヒト幹細胞培養液市場は韓国製原料が多くを占めています。品質基準や管理体制など不明確なケースが多く見受けられますので注意が必要です。
やはり全工程を日本国内で行っているものが、より安心だと言えるでしょう。

2.作用を確認できる「培養度」に達しているか

培地にもよりますが、十分な培養には一定の期間が必要です。しかしながら現状では、幹細胞培養液の「培養度」に関する規定はありません。極端な話、一日培養しただけでも「ヒト幹細胞培養液」と謳うことができてしまいます。培養の度合いは各社様々なため、「含有量」よりも「培養度」がその原料の良し悪しの要になっています。化粧品等で培養液の含有量を気にされる方々には、この点を理解して頂く必要があります。含有率(%)を前面に打ち出している商品に関しては、販売戦略と捉えていただいて差支えないと思います。また適切に生産されたヒト幹細胞培養液は現時点では非常に高価な原料であるため、極端に含有量を上げると、化粧品としての適正価格に収めることは難しくなります。
培養度に関しては、ほぼすべての商品が非公開であるため、確認することはまずできません。最終的にはその企業やメーカーの活動理念や姿勢で判断することが必要です。

3.エクソソームが濾過されていないか

ヒト幹細胞培養液は生産段階で、濾過工程を採用している場合、修復作用の要となる「エクソソーム」という物質も一緒に除去されてしまいます。安全試験をより充実させ、濾過工程をはぶく事で、この「エクソソーム」を残すことが可能となりヒト幹細胞培養液本来の作用を生かすことができます。
安全試験は厚生労働省が定める「生物由来原料基準」により6種類のウィルス検査が義務付けられていますが、過去の生物由来原料の使用事例から考えると、更に多くのウィルス検査が必要という見方もあります。より多くの検査品目を開示している商品が、より安全性が高いことは間違いありません。

まとめ

ヒト幹細胞培養液は各分野でも大きな期待を寄せられている反面、開発されてからまだ間もない原料であり、多くの消費者が何を基準に購入を決めるべきか分からずにいるというのが現状です。化粧品は継続して長期間使うものですので、生物由来原料の場合は特に注意深く商品を選ばれることをおすすめします。

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