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2020.1.29

ウィルス対策には「茶」

現在、中国でコロナウィルスが猛威を振るっており、この日本での広がりも想定しておいた方がよい状況となってきました。
現時点で、このウィルスに対するワクチンなどもなく、マスク着用以外には手立てがないないようです。

食品においては、抗ウィルス作用が確認されているものは、いくつかあり、例えば代表的なものが「紅茶」「緑茶」「ココア」などです。それぞれ大学での研究で臨床が行われており、想定よりも高い効果が確認されています。
これらの食品に共通することは「抽出液」であり、いわゆる「お茶」の類になります。つまり抽出されている主成分は色素であり、この色の成分は、総じて「ポリフェノール」と呼ばれています。
ポリフェノールには、様々な種類があり、それぞれ違った作用を持ち合わせていますが、特に抗菌作用抗ウィルス作用が確認されているものが多く存在します。
先に挙げた3つの飲料以外にも、コーヒー、梅酢、樹木茶などからも、抗ウィルス作用が確認されています。
今回のコロナウィルスの感染予防に何が有効かは不明ですが、それぞれ固有のポリフェノールを含む各種の「お茶」を飲むことで、何かしらの補助になるかもしれません。こういった脅威に対して、公的な対策方法がない現在、各々が工夫しながらできることに取り組むことが重要なのではないでしょうか。
以下は「紅茶」「緑茶」「ココア」に関する論文の抜粋です。


「緑茶」の抗ウィルス作用

静岡県立大学薬学部の研究で、緑茶を飲むことによって、ウイルス感染に対して、高い予防効果が期待できるという論文が発表されています。
カテキンの種類の一つであり、緑茶の中に最も多く含まれる「エピガロカテキンガレート」を使用し、新型インフルエンザウイルスを用いて感染抑制力を評価しました。
その結果、エピガロカテキンガレートは、抗インフルエンザ薬で用いられるアマンタジンと呼ばれる成分よりも低い濃度で、新型インフルエンザウイルスの感染を抑制しました。
さらに、緑茶に含まれる「ストリクチニン」と呼ばれるカテキン以外のポリフェノールでも同様の研究を進めました。
その結果、先の研究で用いたエピガロカテキンガレーの効果を上回る感染抑制力を確認することができました。

「紅茶」の抗ウィルス作用

昭和大学医学部の研究で、紅茶を飲むことによって、ウイルス感染に対して、高い予防効果が期待できるという論文が発表されています。
濃度2~3%の紅茶を飲用することで、インフルエンザウイルス感染性を効率よく、しかも即時に阻止することが明らかになった。
しかしインフルエンザウイルスが一旦細胞内に侵入し、感染が成立した後では紅茶エキスの効果はみられない。
インフルエンザ流行期に紅茶エキスで咽頭部をうがいすれば、口腔内のフリーのウイルスの感染性を即時に阻止する可能性があると結論付けました。

「ココア」の抗ウィルス作用

埼玉医科大学の研究で、ココアを飲むことによって、ウイルス感染に対して、高い予防効果が期待できるという論文が発表されています。
ココア熱水抽出液は、5種類全てのインフルエンザウイルスに対して感染抑制効果の程度にそれぞれ差が認められるものの、濃度が高くなるとともに強い感染抑制効果を有することが分かりました。
ココア熱水抽出液をウイルスの吸着時に存在させた時のみ感染が抑制され(感染抑制率100%)、吸着前、吸着後の場合は抑制率が低く、効果を認めないことが明らかとなりました。
以上の結果から、ココア熱水抽出液はインフルエンザウイルスが細胞に吸着することを阻害することによりウイルス感染を抑制している可能性の高いと結論付けました。

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